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田中 綾 院長の独自取材記事

ロコデンタルクリニック

(横浜市青葉区/市が尾駅)

最終更新日:2024/06/04

田中綾院長 ロコデンタルクリニック main

東急田園都市線市が尾駅より徒歩3分というアクセス抜群の場所にあるのは、2010年に開業した「ロコデンタルクリニック」。椅子や壁など、ポイントに鮮やかな黄色が使われているキュートな院内は、いわゆる歯科医院というイメージとは少し異なる。同院で院長を務めるのは大学病院の口腔外科で勤めていた経歴を持つ田中綾先生。その場をパッと照らすような明るさと親しみやすさが魅力的だ。そんな田中院長に開業の経緯や同院のこと、地域の人々への思いなどいろいろな話を聞いた。

(取材日2023年3月20日/情報更新日2024年5月30日)

地域の人々を笑顔にするための歯科診療を

先生は大学病院の口腔外科でお勤めだったそうですが、なぜ開業を決めたのですか?

田中綾院長 ロコデンタルクリニック1

大学病院で勤務医として勤めていた時は、全然開業は考えていなくて「このまま勤務医として頑張ろう」と思っていました。でも、今は元気なのですが両親が体調を崩していた時期があり、勤めていた病院が実家から距離があったため地元に戻ってくることにしたんです。最初はこの辺りの歯科医院に勤めようと思って探したのですが、これまで大学病院で学んできた歯科治療にこだわりたくなって自分で開業することにしました。また、この辺りは私の本当の地元なので、友達や友達の親御さん、兄弟、お子さんなど知人を診る機会も多いのではないかと思いました。その時に最大限の力で診療するために自分で歯科医院を作ろうと思い、開業に至りました。

院内は一般的な歯科医院では珍しい色調ですね。

これは単に私が好きな色にしたんです。私は歯が丈夫でしたので虫歯になったこともなく、歯科医師になるまで歯科医院に行く機会がありませんでした。ですからあまり一般的な歯科医院のイメージがなく、好きな色の黄色と水色を入れたいなと、決めていったらこんな感じの院内になりました(笑)。本当は少し気取った感じの歯科医院にしたかったのですが、基本的には私はすごくおしゃべりなので、いろいろな患者さんと楽しくお話ししてコミュニケーションを深めたいと思っています。なので、話だけしに来る患者さんやお茶を飲んで休憩して帰る患者さんがいたり、子どもがバーっと来て、バーっと帰っていくような昭和を感じさせる今の状態も良いと思っています。

先生は普段もフランクにお話ししてくださるのですか?

田中綾院長 ロコデンタルクリニック2

そうですね。今日も患者さんと「お花見行くならここがいいよ」という話をしていました。自分が歯科医院にかかったことがなかったので、他院と比較できませんが、患者さんは初めは緊張して来院しても、話しているうちにリラックスしてくれることが多いんです。緊張して治療を受けると血圧も上がってしまいますから、笑ってくれていることが結果的に診療には良い作用があると思っています。皆さんパン屋さんやお花屋さんへは笑顔で入って、笑顔で出ていくじゃないですか。でも、歯科医院には「嫌だな」という顔で入って「痛かった」という顔で出ていくのは私としては本意ではありません。「楽しい」までは無理でも笑顔でいてほしいです。当院のスタッフはみんな10年以上勤務してくれていてとても雰囲気がいいのですが、いつも笑顔で細かい配慮が上手なんです。スタッフみんながニコニコしているのでそれに誘われて患者さんもニコニコしてくれる気がしています。

大学病院での口腔外科勤務の経験を生かして

先生は口腔外科のご出身ですが、開業されてから何か違いなどは感じていますか?

田中綾院長 ロコデンタルクリニック3

大学病院の口腔外科で勤務していると、やはりがんの患者さんも多く、手の施しようがなく患者さんが亡くなってしまうという経験もしてきました。開業してからは、メンテナンスのためにいらっしゃる患者さんがいたりと長いお付き合いができるのが一番うれしいですね。とにかく患者さんの安全面が最も重要だと考えていますので、AEDをそろえたり感染症対策を徹底するなど配慮は欠かせません。今私は、横浜市青葉区歯科医師会で医療管理の理事をしており、他の歯科医院に安全面を促す立場ですので、そのあたりは特に気をつけています。治療に関しては、私が口腔外科出身なのでインプラント治療を希望される患者さんが多いのではないかと考えていましたが、青葉区の地域性なのか、とにかく予防歯科の意識が高く、審美面に配慮した治療のご希望が多かったのは想定外でしたね。高齢の方も8020運動もありますが、歯に対する意識が高い方が多いように感じます。

矯正治療も可能だと伺いました。

矯正治療に関しては、毎週金曜日に矯正専門の先生をお呼びしています。大学時代の後輩で今も大学の矯正科に在籍している方なのですが、矯正を専門にしていてとても信頼できる先生です。矯正の無料相談も行っており、とても混んでいる状態ですが、興味があれば一度ご相談ください。

平日は20時半まで、土日祝日も診療と診療時間が長いですが先生は大変ではないですか?

田中綾院長 ロコデンタルクリニック4

仕事や家事で平日の診療時間帯には手が離せない方も多くいますので、いろいろな事情のある方にも気兼ねなく診療に来ていただけるように診療時間を遅くまで設定しています。「大変じゃないか」と言われることもありますが、大学病院に勤務していた頃はいつも3日間当直して、3日間出張でホテルに泊まってみたいな生活で、借りていたマンションにはほとんど帰れないような生活をしていましたので今は本当に楽になりました。休診日ができた分、休みもとっていますし、歯科医師会の仕事を請け負ったりしています。

出身地であるこの場所で、地域医療に貢献したい

デンタルコンシェルジュというスタッフが在籍しているそうですが、患者さんにどんなメリットがありますか?

田中綾院長 ロコデンタルクリニック5

私だけが説明をしていると忙しくて説明しきれないことや、患者さんが納得いくまで質問しにくいということがあるかもしれません。そんな時に治療のこと、費用のことなど何でもしっかり相談できる存在のスタッフが必要だと思っています。その役割がデンタルコンシェルジュなのですが、実は姉が開業当時から担当しており、患者さんの話を聞いてくれたり、費用を含めた治療の選択肢を提示してくれたりしています。私よりも姉やスタッフのほうが、人気があって「あれ、お姉さんいないの?」なんて言われたりするんですよ(笑)。ありがたいことに長く働いてくれるスタッフが多いんです。地域柄、審美面に配慮した治療や自費診療に関しても積極的な患者さんが多いので、そのあたりの説明もお願いしています。

先生の出身地でもありますし、地域の方への思い入れは強いのではないですか?

そうですね。地域の皆さんに親しみを感じますので、地域をもっと良くしたい、地域に医療貢献したいという気持ちがあります。もちろんそれは、引っ越してたまたまこの周辺に住んだという方も同様です。そんな方には時には医療とは関係なく、「このお店おいしいよ」「この飲み屋さんはお勧めだよ」などと地域の情報を伝えたりもしています。地域を盛り上げたくて新型コロナウイルス感染症が流行する前は夏に当院の前でヨーヨーすくいをしたりもしていましたし、少し前は地元の同級生3人で町おこし企画を考え、スタンプラリーを行ったこともあるんです。みんなにはここを良い街だと思って欲しいです。街に活気があると変な事件も起こりづらくなるのではないかと思っています。このエリアだけでなく横浜市全体が活気づいて、横浜市の医療制度自体も動かせたらなという大きな野望も持っているんですよ(笑)。

最後に地域の方にメッセージと今後の展望をお聞かせください。

田中綾院長 ロコデンタルクリニック6

当院はもう少ししたら15周年を迎えます。10周年の時も来てくださっている患者さんに向けて感謝のイベントを行ったのですが、無事に15周年が迎えられるようにスタッフ一同、改めて頑張っていきたいと思っています。患者さんにも、抽選会とか何か楽しくなるような企画を考えたいと思っているので今後ともよろしくお願いします。また、当院はSNSで気軽に連絡を取れるようにしています。火曜日と水曜日が休診になりましたが、そんな時に急なお痛みや腫れ、かぶせ物が取れたなど緊急での困り事が出たらSNSのほうにメッセージをくだされば、可能な限り対応しますのでご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

部分矯正1ブロック/8万~10万円、ジルコニア1本/5万~15万円、インプラント体(上部構造)/35万~50万円

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