複数の方法から提案
「人生を良くする」ことにつながる矯正を

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました！

Q貴院ではどのような矯正方法に対応していますか。

A

現在は主に2種類の矯正方法に対応しており、9割以上の患者さんがマウスピース型装置を用いた矯正、残り1割弱がワイヤー矯正を希望されています。私は長らく大人のワイヤー矯正と小児の拡大床矯正を多数経験してきました。しかし5年ほど前からマウスピース型装置を用いた矯正が普及し始め、技術発展やノウハウの蓄積とともに、これまでマウスピース型装置を用いた矯正では難しいとされてきた症例にも対応できるようになったんです。ワイヤー矯正とは異なり、装置が透明でアタッチメントも小さく目立たないこと、取り外しができるのでケアもしやすく、清潔な状態を保てるといった特徴がマウスピース型装置を用いた矯正にはあります。

Q矯正方法はどのように決まりますか？

A

ごく一部の難症例を除き、マウスピース型装置を用いた矯正と従来のワイヤー矯正から、患者さんご本人が自由に選べます。費用はどちらもの方法でも同一の背設定をしており、金額差はありません。そのため費用にとらわれず、患者さんの希望に合わせた矯正を選択していただけるのが当院の特徴です。マウスピース型装置を用いた矯正を選択される方が多くいますが、着脱の煩わしさや装置の紛失などの理由から、ワイヤー矯正を希望される方もおられます。

Q治療期間・通院頻度の目安はありますか？

A

治療期間は患者さん個人の状況によって異なるため一概には言えないものの、出っ歯や受け口、ガタガタの歯並びを指す叢生（そうせい）であっても、抜歯を伴わない場合であれば1年半程度から長くて2年くらいが一般的です。一方で抜歯を伴う場合や中程度以上の受け口、八重歯や叢生がとても強い場合などは3年強から4年ほどかかることも。矯正がスタートしたら基本的には月1回、調整のためにご来院いただき、加えて3ヵ月に1回はお口のクリーニングを受けていただくことが重要だと考えています。なお患者さんの口腔内の環境によっては、矯正期間中も1ヵ月一度のお口の清掃をご提案することもあります。

検診・治療START！ステップで紹介します

1問診・カウンセリング

まずは問診・カウンセリングを実施。歯並びのどこが気になるのか、いつから気になっているのか、例えば口元を手で隠してしまうなど悩んでいることなどもしっかり伝えよう。同院では福原院長をはじめ、スタッフが丁寧に寄り添って話を聞いてくれるので安心を。

2口内環境をチェック後、矯正のための精密検査へ

矯正への精密検査の前に、保険診療内での口内チェックを実施。虫歯や歯周病などがある場合は矯正の前に治療を行い、歯石取りなど口腔内クリーニングなどベースとなる口内環境を整えるところからスタートする。その後、矯正のための精密検査となる横からのセファロエックス線や口腔内の3Dスキャンほか、口腔内写真や顔貌写真などを撮影していく。

3診断・矯正計画を説明

精密検査で行った3Dスキャン画像やエックス線画像、口腔内写真などを見ながら、実際にどのような矯正になるのか、治療期間の見込みなどもあわせて説明を受ける。マウスピース型装置を用いた矯正かワイヤー矯正かの選択もこのタイミングで行う。マウスピース型装置を用いた矯正を選んだ場合は、場合によっては再度3Dスキャンを行い、矯正シミュレーションを確認後、マウスピース型装置の作製へと進む。

4矯正開始

マウスピース型装置は約3週間で完成。自身の歯にアタッチメントの装着が行われ、装置を受け取って矯正開始。着脱可能なため、食事の際は外して、食後は歯磨きをしてから再装着する。マウスピース型装置を用いた矯正はケアがしやすく清潔に保ちやすいのも特徴だという。ワイヤー矯正の場合は3～4段階にわけてブラケットを取りつけ、針金などを装着していく。

5アフターフォロー

矯正期間中は月1回、調整のための来院が必要。加えて3ヵ月に一度は定期メンテナンスを受ける。虫歯がある、歯周病が進行しているなどの場合は月1回、2ヵ月に一度などメンテナンス通院の回数を増やすことが推奨されることもあるという。患者の口腔内状況によって異なるため、歯科医師や歯科衛生士からの提案にはしっかりと耳を傾けよう。