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早野 圭吾 院長の独自取材記事

早野歯科医院

(小田原市/箱根板橋駅)

最終更新日:2021/10/12

早野圭吾院長 早野歯科医院 main

箱根板橋駅から徒歩約8分、小田原駅からバスで10分ほどの静かな住宅街にある「早野歯科医院」は、この地で生まれ育った早野圭吾院長が、2009年に開業。早野院長は2000年に東京歯科大学を卒業後、同大学の補綴科にて義歯治療を学び、退職後インプラントを専門とする歯科医師のもとでインプラント治療を学びながら、大学病院にて歯科技工学を専攻し、歯学博士の学位を取得している。カフェやホテルを思わせる、落ち着いたエントランスと待合室が備わった院内には、早野院長こだわりの新鋭の設備がそろい、患者一人ひとりとしっかり向き合うためにカウンセリングルームも設備。そんな同院の診療方針や早野院長の診療にかける思いについて聞いた。

(取材日2020年3月13日)

義歯のエキスパートとして地域の高齢者を支える

歯科医師をめざされたきっかけを教えてください。

早野圭吾院長 早野歯科医院1

この場所で父親が歯科医院をやっていたので、子どもの頃によく診療しているところに遊びに行っていたんですね。父親が出勤する時に、一緒についていったこともありました(笑)。それで待合室から父親の姿を見たり、患者さんと話しているのを聞いたりしていて、なんか良いなあって思っていたんです。ですから、当たり前だったというか、中学生の時には歯科大学に進むことを考えていましたし、すごく自然に歯科医師をめざしていました。学生の頃に父親が亡くなってからはしばらく閉院していたんですけれども、やっぱり父親の後を継いで地元に戻って、地域に貢献したいなという気持ちがあったので、こちらで開業しました。

ご自身の得意分野についてお聞かせください。

補綴です。特に全部床義歯ですね。噛み合わせの治療にも興味があったので、より専門的にやっていこうと思いました。あと、当時から小田原もそうだったんですけども、義歯の方がすごく多いんですよ。インプラントの勉強もしましたけど、やはり義歯のニーズがとても高いので、良かったなと思います。高齢者にはインプラントに抵抗がある方もいらっしゃいますし、全員が全員、インプラントができるわけではないので、義歯というのはまだまだ必要性があると考えています。

開業から10年を経て、地域に根づいた実感はありますか?

早野圭吾院長 早野歯科医院2

そうですね。これはあまり関係ないことかもしれないですけど、近くに出かけた時などに、患者さんから声をかけられたりするので、皆さん顔を覚えてくださっているんだなと感じます。そういうことが結構あるんですよ。勤めているスタッフも「昨日買い物していたら声をかけられた」と、よく話をしていますし。そういう意味では、代替わりして、ようやくそれなりに知ってもらえるようになってきたのかなと。ですから、あまり変な姿は見せられないですよね。

高まる審美歯科に対する意識とニーズにも対応

清潔感があって落ち着ける空間となっていますが、設備の面でこだわっていることはありますか?

早野圭吾院長 早野歯科医院3

今おっしゃられた清潔感であったり、患者さんが来やすい雰囲気を大切にしています。どうしても歯医者さんって、イメージが良くないですから。においであったり、痛みであったり、そういうイメージを少しでも和ませることができればと考えています。それと、若い方でも年配の方でも、予防歯科や審美歯科に関心が高くなってきていますので、これから歯科医院もそういった分野に入っていかなければいけないと思うんです。治療だけではなくて、予防歯科や審美歯科の目的でも来やすい雰囲気をつくって、健康で快適な生活を送るための歯科医院になっていけたらと。この建物を、ちょっとしたホテルのロビーやラウンジのような色使いにしたのも、そういう考えからでした。

医療機器などに関しては、いかがでしょうか?

自分が新しい物好きということもありますが、それで患者さんに貢献できるのであればと思って、新しいものを導入するようにしています。常にアンテナを張っているというか、先進的で貢献できるものをと、日々勉強しています。ここにあるのは口腔内スキャナーという機器なんですけど、今年の2月に入ったばかりなんです。いわゆる光学印象ですね。型を使うのではなく、口腔内をカメラで撮ってコンピューターで補綴物を作るというものです。医学はどんどん進歩していきますし、今は患者さんも情報をインターネットで得られるので、多様なニーズに対応していかなければならない。そのためには設備投資も必要だと思っています。

患者さんは、どのような症状の方が多いのですか?

早野圭吾院長 早野歯科医院4

義歯の方ももちろん多いですけど、痛みがあって来られる方も多いですし、あとクリーニングの方も増えています。女性、男性問わずそうです。時代的にも世の中的にも、審美歯科に対する意識が高まっている気がします。当然、どこが良いか患者さんは選ぶと思うんですよね。だからそこも考えながら、歯科医院づくりをしないといけない。当院では初診時に時間を取って、カウンセリングルームで必ず話を聞くようにしています。「こんなに話を聞いてもらったことはない」と言われることもあります。いわゆる主訴だけではなく、患者さんが潜在的に持っている悩みも聞いて、診療に落とし込んでいきたいので、カウンセリングを大事にしています。

患者一人ひとりにとってのベストな治療を

診療において心がけていることをお聞かせください。

早野圭吾院長 早野歯科医院5

積極的な治療を希望する患者さんと、妥協的な治療にとどめたい患者さんがいらっしゃるので、治療前にきちんと話を聞くということですね。その上で選択肢を提示して、患者さんに選んでいただく。われわれにとってベストな治療が、必ずしも患者さんが望むものとは限らないので、それぞれのリスクやデメリット、メリットをお話しして、妥協的な治療を選ぶ方でもフォローするようにしています。ただ、例えばわれわれからすると抜歯したほうが良くても、患者さんは抜きたくないという場合もありますし、しっかり丁寧に説明しておかないと、後で痛みが出て「こんなはずじゃなかった」ということにもなりかねません。そこは細心の注意が必要になりますね。

プライベートに関してもお聞きしたいのですが、オフタイムはどのように過ごしていらっしゃいますか?

ゆっくりできる時は、テレビを見て過ごしたり、映画館に行ったりしています。ジャンルは特に問わないんですけど、映画は趣味の一つですね。あとは外国車が好きで、院内にも模型を飾っています。実物の車は、買って半年で千何百キロしか走っていないですし、意外に乗らないんですよね(笑)。最近はちょっとカメラにも凝り出しまして、風景写真を撮っています。小田原は城下町なので、お城を撮ったり、春には桜や梅を撮ったりしています。

最後に、読者に向けてメッセージをお願いします。

早野圭吾院長 早野歯科医院6

若い時というのは、今のままの状態で満足というか、変化がなかなかわからないと思うんですけれども、ちょっと前に雑誌に掲載されたことがあるように、年を取ってから歯のことで後悔する人がたくさんいるんですね。良好な口の中の状態を長く保つために、定期的に歯科を受診することをお勧めしたいです。若い時は、やっぱり今より健康だったじゃないですか。知らないうちに、だんだん悪くなっていくんです。たいていの方が、何か症状が出た時に来られるんですけど、その時っていうのはもう、一歩進んでしまっている状態なんですね。その前の段階で来ていただければ、別の方法で対応できますので、ぜひいらしてください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/38万5千円~、オールセラミック/11万円~、ジルコニア/5万5千円~、保険外の入れ歯/44万円~(税込み)

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