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舘 慶太 院長の独自取材記事

元住歯科クリニック

(川崎市中原区/元住吉駅)

最終更新日:2023/11/07

舘慶太院長 元住歯科クリニック main

元住吉駅から徒歩1分の好立地にある「元住歯科クリニック」。1997年の開業以来、近隣の患者を中心にさまざまな症状や悩みに寄り添ってきた。2023年7月には舘慶太(たち・けいた)先生が院長に就任。大学病院やプライベートクリニックでの診療経験を生かしながら、クリニックを訪れるすべての患者の診察を行っている。虫歯や矯正、インプラント治療、審美歯科など幅広い対応力で医療貢献する中で、舘先生が特に力を入れているのが歯周病のケアだ。診察時には症状のある歯だけを治療するのではなく、全体的な口内状況を確認。こまめな歯石除去を徹底することで、症状の改善をめざす。院長就任後3ヵ月が経過した舘先生に、患者への接し方や診療理念、今後の展望などについて話を聞いた。

(取材日2023年10月4日)

勤務医時代の豊富な経験を生かし幅広い患者に寄り添う

クリニックの院長に就任されて3ヵ月、お気持ちはいかがですか?

舘慶太院長 元住歯科クリニック1

今まで自分が経験してきたことを、患者さんのお役に立てていきたいという思いで日々診察にあたっています。僕は大学院を修了した後、大学病院に10年ほど勤めて、その後プライベートクリニックに8年在籍していました。そんな中、このクリニックを運営している大学時代の先輩である大森理事長に「院長をやってみないか?」と声をかけてもらったことがきっかけで、このクリニックで院長として診療を行うことになりました。当院のある元住吉は人の出入りが多く、にぎやかで魅力的な街です。患者さんは近隣の方が多いですが、当院は駅からも歩いてすぐのため、電車で来院する方もいらっしゃいます。就任して間もないですが、おかげさまで多くの患者さんがいらっしゃっています。

1997年開業の歴史あるクリニックですが、どのような患者さんが来院されていますか?

ありがたいことに長年通われている方が非常に多いです。一方で、近隣に住み始めて間もない若い方が初診でいらっしゃることもよくあります。長く通われている患者さんについては、僕がクリニックの責任者を引き継いだ以上は、お口の中で見落としやすい部分もしっかり管理していけたらと思っています。例えば歯石の除去をこまめにお勧めするなど、こちら側からメンテナンスのお声がけをすることも積極的に行うようにしています。もしかすると、患者さんからは口うるさい人だなと思われてしまっているかもしれません(笑)。でも、長い目で見ればそれは患者さんのためになることであると考えています。

これまでのご経歴や専門分野について詳しく教えてください。

舘慶太院長 元住歯科クリニック2

大学病院では、補綴科でかぶせ物を専門分野とし、義歯やインプラントの作製も手がけてきました。当時は補綴についてかなり専門的に学んでいましたが、その後に勤務したプライベートクリニックでは、一人ひとりの患者さんの症状や悩みに幅広く対応するようになりました。そこで歯周病の治療もしっかり学びましたし、外傷の治療についても経験を積みました。補綴以外にもさまざまな対応を任され、鍛えてもらいましたね。オールラウンダーになったイメージです。

健やかな口内環境の要となるのはこまめなメンテナンス

クリニックで注力している診療は何ですか?

舘慶太院長 元住歯科クリニック3

今、僕が力を入れているのは、歯周病のケアです。以前勤務していたプライベートクリニックは、どんな治療においても極力歯は残すという方針でした。自分の歯を残すためには、歯周病のケアが必須となります。歯周病のケアをこまめに行っているほうが、万が一歯が欠けたり虫歯になったりしたとしても、歯の土台の部分がしっかりしている傾向にあるので、詰め物やかぶせ物などを入れても、長持ちすることが期待できます。そうした理由から、当院でも歯周病ケアをしっかり行うことを心がけています。ただ、患者さんのお口の状態によって、歯周病がかなり進行している場合は歯周外科治療をお勧めします。

歯周病ケアの重要性について先生はどのようにお考えですか?

補綴を専門的に学んでいた時代は、正直なところ歯周病をそれほど重要視していませんでした。それよりも、かぶせ物をした時の審美性が大事だと思っていたんです。そんな中プライベートクリニックの院長が、歯周病ケアの重要性を繰り返し説いてくれました。具体的には、歯周病の原因となる歯石をしっかり取り除いて、歯茎の引き締めを図った上で補綴物を入れることで、補綴物の耐久性と見た目の良さどちらにとっても良い結果が期待できるということでした。僕がこれまで行ってきたことに歯周病ケアを加えることで、さらに良い結果に導くことができるなら、それはぜひとも実践しなければと思いました。プライベートクリニックでの経験は、自分の臨床の意識がガラリと変わる大きなきっかけとなりました。

院長となり、クリニックで新たに始めたことや変化したことはありますか?

舘慶太院長 元住歯科クリニック4

新たなこととしては、まず「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所(か強診)」として診療を行うようになりました。これは、虫歯や歯周病などさまざまな疾患の重症化を防ぐために、定期的なメンテナンスを保険診療で行うことのできる歯科医院のことです。定められた施設基準を満たしたクリニックが届け出をすれば、保険診療内でお口の中のメンテナンスができるようになります。これにより、歯ブラシではなかなか落ちない汚れを徹底的にケアするためのPMTCという施術も保険診療で提供できるようになりました。あとは日々の診療でも、患者さんのお口の中を診ている時に歯石を見つけたらこまめに取り除くよう、スタッフに指導しています。引き続きメンテナンスしやすいクリニックをめざしていきたいですね。

これまでもこれからも患者のために進化を続ける

患者さんと接する際に大切にしていることは何ですか?

舘慶太院長 元住歯科クリニック5

丁寧な説明を心がけています。当院では、何のためにどのようなことを行うのかということを患者さんにしっかり伝えて、ご納得いただいた上で治療を始めるようにしています。それは、自分が患者さんの立場だった時にそうであってほしいと思うからです。説明する時は、患者さんの目や表情からリアクションを読み取り、適切なコミュニケーションを図っていきます。患者さんのお人柄はそれぞれ異なりますので、自分の信念を伝える時はお相手のキャラクターに合わせて伝え方を工夫するようにしていますね。これまで勤めていたクリニックでもコミュニケーションは大切にしていて、患者さんの中には「先生が担当だとうれしい」などとありがたいお声をかけてくださる方もいらっしゃいました。当院で患者さんと向き合い始めてまだ数ヵ月ですが、以前の勤務地と同様に良好な関係性を少しずつ築いていきたいと思っています。

休日の過ごし方について教えてください。

実は僕の妻も歯科医師なんですが、休みの日が合えば一緒に買い物に行ってリフレッシュすることが多いですね。また、休日に歯科関連のイベントが開催されることもあるので、その場合は積極的に参加しています。所属しているスタディーグループの定期的な勉強会にも毎回顔を出しています。他の先生方との情報交換はとても刺激になりますので、そうした機会はなるべく絶やさないようにしたいと思っています。この業界には、上を見れば見るほどレベルの高い先生がいらっしゃいます。そういった方々に少しでも近づくことができるように、生涯勉強していきたいと考えています。

今後クリニックをどのように成長させていきたいですか?

舘慶太院長 元住歯科クリニック6

第一に、「来て良かった」と思っていただけるクリニックをめざしたいですし、メンテナンスを軸にできる限り長く関わらせてもらえるような歯科医師でありたいと思っています。困った時は、とりあえず元住歯科クリニックに行けばなんとかしてもらえるだろうというイメージを持っていただければ、幸せですね。設備面については、マイクロスコープや歯科用CT、CAD/CAM冠システムなど、導入したいものがたくさんあって、今後の妄想は尽きません(笑)。機材は時代とともに進化を遂げていくものなので、常にアンテナを張り続けていきたいです。

最後に、地域の皆さんにメッセージをお願いします。

当院は、1997年開業の長い歴史の中で、常に新しいことにチャレンジし続けてきたクリニックです。僕がすべての患者さんのお口の中を診させていただきます。特に義歯などの補綴物を作ることについては多くの経験を積んできましたし、口腔外科で外傷治療も数多く担当してきました。ご安心いただける水準以上の医療をご提供するために尽力させていただきますので、ご来院お待ちしています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

マウスピース型装置を用いた矯正/44万円~
インプラント治療/35万円~(メタルボンドをかぶせた場合、1歯につき)※治療内容・かぶせ物の種類により金額は異なります。
セラミック/インレー:5万5000円~
ホワイトニング/5万5000円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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