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宮崎 久継 院長の独自取材記事

みやざき歯科

(越谷市/北越谷駅)

最終更新日:2023/06/13

宮崎久継院長 みやざき歯科 main

東武伊勢崎線・北越谷駅から徒歩1分と便利な立地にある「みやざき歯科」。駅前にもかかわらずクリニック裏には、駐車場も3台用意されており車通院にも対応している。かわいらしい歯のオブジェに迎えられて同院に入ると落ち着いた雰囲気の待合室。対応してくれる受付のスタッフも、明るく丁寧で安心して通えるように感じた。院長の宮崎久継先生は、常に笑顔を絶やさず優しい印象。しかし、話してみると優しい話しぶりの中に、豊富な経験に裏打ちされた、歯科医療に対するこだわりが伝わってくる。精密で確実な治療、そのためには労力や設備を惜しまない。その結果「やり直しのない治療をめざす」という基本を大切にする姿がそこに見られた。

(取材日2015年7月1日/情報更新日2023年5月29日)

新型設備を駆使し歯の根元から精密に治療する

こちらで開業された経緯を教えていただけますか。

宮崎久継院長 みやざき歯科1

1989年に福岡県北九州市にある九州歯科大学を卒業しました。卒業後、すぐに関東圏で就職して縁あって2003年当地で開業しました。開業して今年で満20年です。無我夢中でやっていたらいつの間にか20年たっていました。まあそれだけ自分も年を取っているんですが(笑)。20年もやっているので、家族ぐるみで定期検診においでになる方が多いですね。月初めには定期検診の予約の電話が多くて、受付の対応が大変です。

力を入れているという、根管治療について聞かせていただけますか。

歯科医師を30年以上やっているのでそれなりの眼力はあります(笑)。ただ正しく診断して精密に治療するためには、それを可能にするための機械設備が非常に重要です。まず、しっかり見えること、これが一番重要です。見えなければ何もわかりませんし、何もできません。ただこれを可能にするには、私の年代では裸眼ではほぼ不可能です。そのためほぼすべての治療に拡大率10倍の拡大鏡を使用しています。当院にはマイクロスコープも2台ありますが、拡大鏡のほうが使い勝手は圧倒的に良いのでメインで使用しています。歯科衛生士も拡大率3倍、5倍の拡大鏡を使用しています。ただ根管治療では、細い根管の中をさらに拡大して見る必要がある場合があるのでその際は、マイクロスコープを使います。ただマイクロスコープを使用しながらの治療は時間がかかってしまうのが難点です。

機器や設備のこだわりについて、もう少し詳しく聞かせてください。

宮崎久継院長 みやざき歯科2

設備では歯科用のCTもあり、通常のエックス線ではわからない歯根や骨の状態を立体的に把握することができるので、より精密な診断が可能です。根管治療、歯根の外科手術の際に有用です。また、親知らずの抜歯や歯の移植手術の際に、前もって神経や血管の状態を把握できるのでより安心・安全な治療をめざすことができます。またインプラント手術の際にも、必ず術前にCT撮影を行い骨の状態を確認してから行うようにしています。ただこれは自分の欠点というべきか、新しい材料が出てしまうとすぐ飛びついてしまい気に入ってしまうと、それしか使わなくなってしまうんです。より良い治療を提供したいということなんですが、今まで使ってたものをほとんど使わなくなってしまい在庫が無駄になってしまうことが結構あります。スタッフにも注意されますしその時は、自分でも反省するのですが(笑)。

なるべくリラックスして治療を受けてもらいたい

その他に、先生が特にこだわっていることや力を入れていることは何ですか。

宮崎久継院長 みやざき歯科3

詰め物でもかぶせ物でも、できるだけ天然の歯の色と調和して、詰めたところがわからない治療をめざしています。また従来では、金属を詰めていたケースでも、最近は可能な限り一回で白い詰め物で仕上げるようにしています。さらに当院では入れ歯の作製にも注力しています。入れ歯の中でも総入れ歯の作製はとても難しく、歯科医師および、連携している歯科技工士の経験と技量によるところ、いわゆる職人芸的要素が大きいものです。今までの知識と経験を生かして、型採りから最後の微調整までを丁寧に行い、狂いのない快適なものを提供するように心がけています。あとは、患者さんに治療の流れを理解してもらう工夫も。まな板の鯉状態では、絶対駄目なんです。口腔内カメラで、治療前、治療中、治療後を細かく撮影した画像や、各種詰め物、かぶせ物、入れ歯等の写真やサンプルを用いながら説明しています。

患者との接し方で心がけていることはありますか。

やはり歯科クリニックとは、皆さんあまり行きたくない所に感じると思います。私も患者として、後輩の先生に頼んで治療してもらうことがありますが、治療椅子に座っただけで緊張してきます。皆さんもこんなに緊張されるんだと実感します。そのためできるだけ緊張せず治療を受けていただけるようにしたいと思っています。まずは、声かけ、患者さんとコミュニケーションを積極的に取るようにしています。あとはできるだけストレスのない治療を心がけています。まず麻酔については必ず表面麻酔を使用してから麻酔注射を行います。その際も注入量をコントロールしながら極細の注射針を使用して電動麻酔器で行います。次に歯を削る際には、従来のキーンと音がするエアタービンではなく5倍速コントラという音も小さく振動も少ないモータ―で回転する器具を使用します。

スタッフとの連携についてはいかがですか。

宮崎久継院長 みやざき歯科4

来院される患者さんの中には年配の方もとても多いので、できるだけわかりやすい言葉で説明するなど、スタッフにもいろいろ配慮してもらっています。当院には、定期検診の方も多く来院されます。歯科衛生士が担当することが多いですが、歯石や歯の汚れを取ってクリーニングする際にも痛くないように配慮して施術しています。痛いと検診に来たくなくなりますよね。口の中がすっきりして気持ち良く帰ってもらう。検診については美容院やエステ感覚で通っていただきたいのです。

きれいな白い歯を保ち患者が笑顔になれる口元に

感染症対策にもさらに注力されているとか。

宮崎久継院長 みやざき歯科5

昨今の事情で、感染症対策にもより力を入れるようにしました。待合室、診療室とも空気清浄機つきのエアコンを常時回しています。もちろん、患者さんの口に入るものは使い捨てのものか、消毒滅菌したものを使用しています。治療椅子もその都度消毒していますし、エプロン、紙コップ、ヘッドレストカバーも患者さんごとに交換しています。

先生は、お休みの日はどのように過ごされていますか。

以前は、休日には都内へよく出かけて、講習会などに参加していましたが、こちらも昨今の事情でオンラインでの開催が非常に多くなりました。手軽に参加できるので結構いろいろなものを見て新しい知識を吸収するように努めています。ただ参加申し込みだけしてたまに忘れていることがありますね(笑)。あとは、最近は健康に非常に気をつけています。休みの日はウォーキングをかかさず行うようにしています。1回1万歩が目安ですが、だいたい調子に乗ってオーバーしてへとへとになって帰ってきてしまいます。一時は自転車でサイクリングロードを走っていた時期もありましたが、転倒して骨折してしまったことがあるので今は自重しています。とにかく体が資本の仕事ですので、けがや病気には気をつけたいですね。

今後の展望を聞かせていただけますか。

宮崎久継院長 みやざき歯科6

今後とも来院される皆さまに質の高い治療を提供していきたいと思っています。そのためにはより良い設備の充実と新しい材料を導入していくことになるんでしょう。スタッフにはまた無駄遣いだと怒られるかもしれませんが(笑)。あとは定期検診等でずっとうちに来院してもらっている方のお口の中の健康管理の維持ですね。幸い当院には歯科衛生士常勤2人、非常勤2人在籍しているので、現在は充実して予防歯科医療を提供できていると思いますが、これからも人材確保に努めていきたいと思います。この業界も人手不足は深刻ですから。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/28万5000円~、セラミックインレー/4万2000円~

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