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小松 一 院長の独自取材記事

青葉レディースクリニック

(福岡市東区/千早駅)

最終更新日:2024/01/31

小松一院長 青葉レディースクリニック main

福岡県福岡市東区の大通り沿いという、良好なアクセス環境に恵まれた「青葉レディースクリニック」。外観、院内ともに、茶色と白を基調とし、重量感のあるホテルのようなたたずまいが印象的だ。院長である小松一先生は、九州大学医学部を卒業後、九州大学大学院へ進み、2007年5月に同クリニックを開業。以来、地元民や他県の患者からも愛され、信頼を集めてきた。現在はスタッフ51人、医師5人という大きなチームをまとめあげながら、安心・安全を重視した、常に患者に寄り添った医療を提供している。「選ばれる」クリニックをめざし、診療の傍らビジネススクールに通うなど、リーダーとしても成長すべく学び続ける小松院長に、診療の心がけや患者についての想いを語ってもらった。

(取材日2020年7月8日/情報更新日2023年4月24日)

スタッフのチームワークを生かし幅広い診療分野に対応

クリニックについてお聞かせいただけますか。

小松一院長 青葉レディースクリニック1

2007年5月に、この福岡市東区に開業しました。僕は生まれは高知ですが、九州大学医学部を卒業後、大学病院に勤めていたので、この土地になじみがあったんです。大通りに面しているので、アクセスしやすいのも特徴ですね。駐車場もありますが、ときには満車になってしまうこともあるので、改善したいところです。患者さんは、20代から40代の出産を控えた方々を中心に、さまざまな年齢の方が来院されています。親子2代にわたって通われる方もいますし、地元の方に加え、他県から来院する患者さんも多くいます。妊婦健診、分娩から思春期の相談、ブライダルチェックなどに対応していて、クリニックではありますが、総合病院に近い診療を行っています。

先生が医師をめざしたきっかけを教えてください。

もともと医学部に行きたい、と漠然とした思いは持っていましたが、大きなきっかけがあったわけではありません。数学が好きで、さまざまな職業に興味がありましたが、祖母の勧めもあり、医師の道をめざすことにしたんです。大学卒業後は勤務医をしながら、臨床・研究も行っていました。同期は14人いましたが、僕たちの学年から産婦人科に入局する人が多かったんです。2007年の開業当初は、8人のスタッフでした。1ヵ月あたり20日〜25日間当直をすることもありましたし、産婦人科は注意をしていないと急に状態が悪くなってしまうこともあるので、とても大変でした。ただ今年で、開業して16年。まだまだできること、改善したいことがあるので、変わらずに取り組む姿勢です。

チームワークを大切にしていらっしゃるとか。

小松一院長 青葉レディースクリニック2

そうですね。現在、医師は5人、スタッフは51人います。2020年7月には新しい手術室やリカバリー室に加え、増員に対応するため医局、休憩室を含む増築棟が竣工しました。僕自身はビジネススクールに通って、リーダーシップを取る方法や、チームの統制を取る方法を学んでいます。毎週の朝礼やカンファレンスを行ったり、積極的にコミュニケーションを取るなどして、信頼関係の構築に努めていますよ。患者さんがより多く触れ合うのはスタッフなので、常に心のこもったサービスで、良質な医療が提供できるよう、共通意識を持つことが大事だと思っています。そのかいもあってか、「スタッフさんに良くしていただいたので、ここに通っています」と言ってくださる方もいますね。クリニックは隅々まで女性目線に立ち、アメニティーの充実やシャワールームの用意など、患者さんが通いたくなるような雰囲気をつくることも心がけています。

個々に合わせたカウンセリングで患者に寄り添う

診療の際に心がけていることは何ですか。

小松一院長 青葉レディースクリニック3

共感すること、丁寧に説明をすること、否定をしないこと、です。じっくりとお話を伺い、個々に合わせたカウンセリングを行います。風邪をひいた、眠れない、といったことから、他院で検診を受けているけれど、検査のみ行いたい、という相談まで対応し、できる範囲で最大限の努力をします。産婦人科は、初めて受診する際にはハードルが高いと感じる人もいます。今までずっと怖くて来られなかったけれど、勇気を出して受診してみたら、子宮がんが見つかった、ということもあります。そんな時はまず、勇気を出して来院してくれたことに感謝します。そして一緒に解決していく方法を考え、患者さんに寄り添った診療を行います。また、どんなに信頼されていても、信頼は些細なことで一瞬で崩れる、と常に気を引き締めています。当たり前のことも省略せず、ルーティンを大切にして、丁寧に診察するようにしています。

不安な思いを胸に、来院される方もいらっしゃいます。

はい。例えば高齢出産をされる方で、とても不安だとおっしゃる人もいます。そんなときは、なぜ不安なのか、何が不安なのかをじっくり伺っていきます。すると、根本的な部分では特に理由がなく、ただ何となく不安になっているケースも多いんです。一方で産婦人科の患者さんは、よく勉強してからいらっしゃるという傾向もあります。その場合、間違った情報や知識がインプットされてしまっていることや、情報が多すぎて、強い思い込みを持ってしまうこともあるようです。ですからきちんと検査をして、一つ一つ段階を踏んで説明を行います。その上で3つくらいの診療案を出し、一度持ち帰ってよく考えていただくこともあります。産婦人科は結果がすべてですから、常に最良の結果が得られるよう努めています。

診療面以外でも、マタニティーヨガ教室など開催されていますね。

小松一院長 青葉レディースクリニック4

分娩のみを行うのではなく、その前後のケアも充実させることも大切だという考えから、2012年より各種教室を始めました。現在は、マタニティーヨガ、ベビーマッサージ、マザークラス、生まれてくる子どもの虫歯予防に向けた取り組み、離乳食教室、栄養相談を行っています。マザークラスで学び、スタッフと関わり合いを持っておけば、出産時の安心感も得られるでしょう。また、スタッフには、常に最新の知識を身につけられるよう、積極的に勉強会に参加するなど、自己研鑽に努めるようにお願いしています。いつ来院しても、変わらぬスタッフがいることで、患者さんの安心感や信頼関係につながりますから。

不安を取り除き、ポジティブなアドバイスを心がける

設備面へのこだわりも強いそうですね。

小松一院長 青葉レディースクリニック5

4Dエコーは開業当初から導入していましたが、さらに機能性の高さを追求したものへと世代交代を行いました。設備投資は大変ですが、先進の医療機器と設備をそろえることで、患者さんがきれいな映像を見られますし、医師たちにとっての使いやすさも格段に上がります。その他の機器についても、当院のホームページ上で確認できるようにしています。ホームページは、最初は簡潔にしようと思っていたのですが、このクリニックならではの特性を出すため、内容を詰め込みました。女性は設備や機器よりも、クチコミや雰囲気、診療内容を評価し、男性は機器や設備面を評価する傾向にあるそうで、最終的には僕の男性目線を信じたんです(笑)。結果として、詳しい内容を知ることができたという声も多く、内容を充実させて良かったです。

やりがいを感じるのはどんな時ですか。

命を取り上げる仕事なので、常に大きな責任を伴いますが、無事にお産が終わった時などは、心からホッとします。その瞬間を重ねたことで、天職だな、と思うようになりました。また、強い思い込みを持ってしまい、良くない考えをしてしまう患者さんに対して、丁寧に説明を行い、最善と思われる治療方法を選んでもらえたときも、大きなやりがいを感じます。中には、育った環境や考えから、病院やお医者さんが嫌い、という方もいます。でも医師としてはどんな考えを持っていようとも、患者さんにはみんな元気になってほしい、という想いがあります。むやみに不安を与えることはせず、ポジティブなアドバイスができるように心がけていますね。

読者の方へメッセージをお願いします。

小松一院長 青葉レディースクリニック6

安心安全で、良質な医療を提供したいと考えています。そのために、丁寧に説明を行いますし、スタッフ一同、幅広い知識を身につけるべく勉強を重ねています。同時に、常に患者さんに寄り添った目線で気遣いし、わかりやすい言葉を使いながら、優しい態度を取るよう意識しています。産婦人科の受診には、勇気がいるかもしれません。でも、いつもと違うな、困ったな、と感じることがあったら、どんな些細なことでも気負わずに、いらしていただけたらうれしいですね。先に進むために、一緒に考えていきましょう。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ブライダルチェック/
・子宮頸がん検診:1200円(福岡市公費補助下)
・超音波検査:2000円、
・血液検査:風疹HI抗体 750円
その他もありますので詳細はクリニックまでお問い合わせください。
・性感染症検査:HIV、B型肝炎、C型肝炎、梅毒2500円
その他もありますので詳細はクリニックまでお問い合わせください。

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