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歯並びは顎の発育や呼吸にも影響
小児の矯正治療

かわぐち矯正歯科

(岐阜市/西岐阜駅)

最終更新日:2021/10/12

かわぐち矯正歯科 歯並びは顎の発育や呼吸にも影響 小児の矯正治療 かわぐち矯正歯科 歯並びは顎の発育や呼吸にも影響 小児の矯正治療
  • 自由診療

機能的で美しい歯並びの実現をめざす歯列矯正。最近では大人になってから矯正を始める人が増えているが、骨のやわらかい子どものうちに始めると、歯並びだけでなく、顎骨の成長のコントロール、呼吸や体のバランスを整えることにつながり、メリットが大きいという。小児から成人まで幅広い年齢層の矯正に対応している「かわぐち矯正歯科」の河口忠睦院長に、小児矯正を行う意義や、治療の流れ、矯正を受ける際に気をつけたいポイントについて詳しく解説してもらった。

(取材日2020年3月6日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q小児の矯正治療のメリットや、開始時期について教えてください。
A

一番は歯並びの改善が図れることです。歯並びが悪いと、歯を磨いても磨き残しが多くなり虫歯ができやすくなります。また、よく噛めず顎の発達に悪影響を与えるほか、口が閉じづらいために口呼吸になりやすいのです。歯並びを整えることは、口呼吸のリスクを低減し、予防ケアがしやすい口腔環境づくりにつながるのです。矯正治療は幼児のうちから行えますが、受け口であれば5歳頃から、出っ歯は6歳頃、歯がデコボコなっている場合は7歳頃から治療を始めるといいでしょう。矯正治療は期間や費用もかかり、治療方法もさまざまです。そのため治療時期や使用する装置も含め、矯正治療に対して知識の豊富な歯科医師に相談するのが望ましいでしょう。

Q矯正専門歯科医院で治療を受けるメリットについてお聞きします。
A

矯正治療では、抜歯の必要性の見極めが重要なため、現状の分析とともに、将来の状態を見通す診断力が求められるのです。また、矯正専門の歯科医院では、歯科医師が検査をもとに診断を行うだけでなく、専門的な検査機器をそろえ、矯正装置も多種類用意しています。当院では、エックス線データの数値から、顎の大きさや形、ズレ、歯の傾き、バランスなどを詳しく分析することによって患者一人ひとりに合った治療計画を立てます。また、矯正歯科治療に特化した教育を受けているスタッフによる指導、サポートも行っています。患者さんによって使用する矯正装置も変わってくるからこそ、矯正専門の先生に一度診断していただくことを推奨しています。

Q小児の矯正に使う装置にはどのような種類がありますか?
A

骨がやわらかい低年齢時に行う一次矯正で用いる装置の一つに、取り外しのできる床矯正(しょうきょうせい)装置があります。この装置は患者さん自身で脱着できますが、ある程度年齢が進むと固定式の装置での治療となります。顎骨の成長をコントロールしていくチンキャップやヘッドギアなどもあります。永久歯を矯正する二次矯正では、ブラケットという装置が代表的です。歯の根まで整えられ、歯並びの長期安定につながります。基本的に使用する装置は、精密検査の診断結果をもとに年齢、症状に応じて判断します。

検診・治療START!ステップで紹介します

1初診のカウンセリングで悩みや疑問点を相談
かわぐち矯正歯科 初診のカウンセリングで悩みや疑問点を相談

口腔内の診察と同時に悩みや困り事、要望を聞く。この時、矯正に使用する装置や期間、費用についても説明される。同院ではメリットだけでなく、治療中に生じる不便やマイナス面などのデメリットも含めて情報を提示するよう心がけている。また、矯正治療を受けるか受けないかをじっくり吟味できるよう、一度帰宅後、家族で話し合ってから治療するか否かを判断してもらうようにしている。

2治療を受けると決めたら、日時を予約し精密検査へ
かわぐち矯正歯科 治療を受けると決めたら、日時を予約し精密検査へ

治療計画を立てるための精密検査を行う。歯科医師が虫歯や歯周病の有無、舌の癖などをチェックし、併せて歯型の採取と口腔内と顔の正面写真、横写真を撮影。同院では頭部エックス線規格写真で歯を含めた顔全体のデータを数値で把握し、骨の位置、長さ、バランスなどを分析する。

3治療計画の説明を受け、装置・費用が決定する
かわぐち矯正歯科 治療計画の説明を受け、装置・費用が決定する

精密検査での検査画像や資料をもとに、口腔内のどこにどのような問題があるか、現状の説明を受ける。この時、治療方針についてもあらためて詳細に伝えられるので、この時点で疑問や不安に思ったことはなんでも聞いておこう。歯科医師と相談の上、装置や費用を決定したら、いよいよ矯正治療スタートとなる。

4矯正期間中は月1度程度受診。口腔ケアの指導も受ける
かわぐち矯正歯科 矯正期間中は月1度程度受診。口腔ケアの指導も受ける

治療開始後は、基本的に月に1度の頻度で定期的に受診し、矯正装置の調整を行っていく。矯正期間中はセルフケアが難しく虫歯になりやすいため、同院では、装置と歯の間をケアするための正しいブラッシング方法を丁寧に指導。自宅でも親子で実践してもらう。また、虫歯予防のため、患者の状態に応じてスケーリングやフッ素の塗布、クリーニングを行うこともあるという。

5リテーナーを装着し、歯の位置を保定
かわぐち矯正歯科 リテーナーを装着し、歯の位置を保定

矯正完了後は、動かした歯が元に戻らないよう、歯の位置を安定させるリテーナーを装着し経過を観察。通院頻度は数ヵ月に1回となる。リテーナーは体の成長が落ち着く18歳前後まで使うのが理想。同院では必要であれば矯正と併せて、口腔回りの機能発達を促す「MFT(口腔筋機能療法)」の指導も行っているが、矯正装置が入っているために指導しにくい場合は保定期間に行うなど、患者に合ったタイミングで取り組んでいる。

ドクターからのメッセージ

河口 忠睦院長

小児の矯正治療は、お子さんのやる気、ご家族の協力、そして、歯科医師との信頼関係が大切です。歯列矯正を受ける場合は、「この先生なら子どもの将来を任せられる」と思えるような歯科医師を選んでいただきたいと思います。私自身、父親でもあるので、「この子が自分の子どもだったら」と考えながら日々の治療にあたっています。長期にわたる矯正期間を患者さん、ご家族の皆さんと当院のスタッフ全員で、ともに歩んで行きたいと思い治療に取り組んでいます。

河口 忠睦院長 かわぐち矯正歯科

自由診療費用の目安

自由診療とは

矯正基本料金(1次矯正+2次矯正) 表側矯正65万円/舌側矯正95万円

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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