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森崎 歩 院長の独自取材記事

もりさきデンタルクリニック

(大阪市中央区/北浜駅)

最終更新日:2023/10/27

森崎歩院長 もりさきデンタルクリニック main

大阪メトロ堺筋線および京阪電鉄本線の北浜駅から徒歩約1分、土佐堀川沿いに立つビル5階にある「もりさきデンタルクリニック」。院長を務める森崎歩先生は、大阪歯科大学を卒業後、奈良県立医科大学で口腔外科を学び、大阪府立成人病センター(現・大阪国際がんセンター)では麻酔科に所属していた経歴を生かし、虫歯や歯周病など一般的な歯科治療から、口腔外科治療や笑気麻酔や静脈内鎮静法を使用した治療など専門性の高い治療にも対応している。クリニックからの景観が良く明るい院内は、物腰のやわらかい森崎院長の人柄もあって、アットホームで落ち着いた雰囲気だ。大阪市東歯科医師会で専務理事を務めるなど地域貢献にも寄与している森崎院長。今回は、同院の診療内容や診療の際に大事にしていること、この地域への思いなどについて話を聞いた。

(取材日2023年9月22日)

専門性の高い治療と幅広い治療のどちらも大切にする

先生は歯科口腔外科を専門とされていたそうですね。

森崎歩院長 もりさきデンタルクリニック1

はい。患者さんの中には、口腔外科の治療を求めてお越しになる方も多数いらっしゃいます。口腔外科の対象範囲は歯だけでなく舌、歯肉、口腔粘膜、顎関節、唾液腺など、口腔領域全般です。一般的な歯科医院ではあまり対応していないような、顎関節症やお口の中にできた水ぶくれ、できものの除去といった治療にも対応しています。しかしながら、疾患によっては入院による加療が必要であったり、より高度な治療を必要とする患者さんには、大学病院などの高度医療機関をご紹介しています。

麻酔を使った治療にも対応されていると聞きました。

そうですね。大阪府立成人病センター(現・大阪国際がんセンター)の麻酔科で約1年間勤務していたことがあります。そこでは歯科口腔外科の麻酔だけを扱うのではなく、消化器外科・脳外科・呼吸器外科といった患者さんの全身麻酔を担当していました。故に、当院でも全身麻酔の経験を生かした治療を行っています。例えば、インプラント治療では局所麻酔だけでなく静脈内鎮静法を使用したり、歯科治療が苦手な方には笑気麻酔を使用したりと、不安や恐怖感が強い方に対応した治療も可能です。生体モニターも備えており、ご高齢で持病がある方なども、血圧や脈拍や呼吸状態を確認しながら治療を行いますので、安心して治療を受けていただけると思います。

そのような高い専門性を持ちながら、診療では一般的な治療が何よりも大事と考えておられるそうですね。

森崎歩院長 もりさきデンタルクリニック2

もちろんです。初めて一般の歯科クリニックで勤めた時に、そこの院長から「歯を抜くことだけが口腔外科の仕事ではなく、その後にしっかりと再建するまでが口腔外科の仕事だ」と、言われていました。その先生は同じ口腔外科の出身で、インプラント治療や難症例の外科手術なども数多く経験されてきた方なのですが、広く一般的な治療も得意とされていました。その先生からは、「例えば、抜歯しただけでは症状は改善できても、患者さんは噛むことができない。そこにしっかりとインプラントや入れ歯などを施して、初めて歯を治療したことになる」と、教わったんです。「機能回復まで行うことが医療行為である」という教えは、今の私の診療スタイルに反映されています。虫歯や歯周病治療、詰め物やかぶせ物といった補綴治療、さらには、病気を発症させないための予防歯科など、さまざまな歯科診療を高いクオリティーで提供することが大切だと思っています。

歯科にとどまらず幅広く学び、治療や知識を届けたい

糖尿病など歯科以外の分野についても学ばれていますね。

森崎歩院長 もりさきデンタルクリニック3

糖尿病と歯周病が深く関わっていることは最近ではよく知られています。お口の病気を診る歯科医師ですが、全身の病気についても知っておかないと適切な治療に導くことはできません。ほかにも、障がい者のための歯科治療、スポーツ中の事故による外傷にも対応できるようなスポーツマウスガードについても学んできました。ですが、これだけ幅広い治療を患者さんに提供することは、自分一人だけの力では難しいと思います。スタッフたちが一緒に学んでくれたからこそ、患者さんたちに届けられているのだと感じています。スタッフはみんな、非常に勉強熱心で、ホワイトニングについて研鑽を積んだ歯科衛生士も複数人います。スタッフにも気軽に相談してもらえたらと思います。

これほど幅広く勉強されるのにはどのような思いがあるのでしょうか?

歯科治療で重要なことは、適切な診断を行い、できるだけ早くお口の症状を改善することでしょう。例えば、虫歯を治療することで、痛みを取り除き、そして詰め物やかぶせ物をする。そのように機能回復を図ることが歯科医師にとってメインの仕事です。ですが、患者さんによっては「もう二度と歯を悪くしないようにしっかりと予防したい」という人や、「もっと見た目も良くしたい」という人もいます。そういった予防や審美歯科的な処置を望まれる患者さんには、こちらもさまざまな引き出しを持っていなくてはいけません。どのような要望にも対応できるようにしておきたいというのが私の思いなんです。

できるだけ多くの選択肢を提示することを大切にされているのですね。

森崎歩院長 もりさきデンタルクリニック4

そうですね。しかしながら、治療を選ばれるのはあくまでも患者さんです。1回治療を受けただけで来られなくなる方もおられます。非常に残念な思いですが、それも仕方がないことだと思っています。特に近隣はビジネス街です。忙しくてなかなか通院できない方、転勤が多くて通院を続けられない方もたくさんいます。しかし、「もっと頑張りたい」「もっときれいになりたい」というご要望があれば、しっかりと引っ張っていってあげたいですね。そのために、さまざまな治療について勉強し、たくさんの選択肢を患者さんに提供することが重要だと思います。そして、虫歯や口腔外科疾患など多くの疾患に対応するとともに、予防や審美面に配慮した治療、健康、 口腔の役割や食事の大切さといった知識まで、患者さんの健康に関わることは何でも患者さんに提供することがわれわれの役割だと思っています。

患者そのものを見つめて、適切な治療を提供する

診療する上で大切にしていることは何ですか?

森崎歩院長 もりさきデンタルクリニック5

当院の理念に、「病気を診るのではなく、患者さん自身を見る」ということを掲げています。つまり、その人の生活環境や生活習慣も考慮して、治療にあたるという意味です。例えば、先ほどこの周辺はビジネス街で、忙しくてなかなか通院できない人、転勤が多くて通院を続けられない人もいると言いました。そのような場合でも、できるだけ短期間で集中して治療を行ったり、次の治療までの期間が長くなったとしても、その間も不自由なく過ごしていただける状態にしたりと、一人ひとりに応じた治療や対策を行うようにしています。個々の事情も考えて手助けするのも大切なことの一つです。

ところで、そもそも先生が歯科医師になったきっかけは何ですか?

将来の進路を考えた時に人と関わることを仕事にしたかったので、歯科医師になりました。人や生活に関わること、つまり生活の基盤である、衣・食・住・医療に関わりたいと考えて、歯科医師を選んだのです。実際に歯科医師になってみて、私自身の性格に合っていたと思いますね。細かい作業を得意とすることやこだわり抜いていくところなどは、医療には欠かせないものでしょう。医療は日進月歩です。今でも日々勉強だと思って、さまざまな分野にチャレンジしながら研鑽を重ねることを忘れていません。

最後に、読者の方へメッセージをお願いします。

森崎歩院長 もりさきデンタルクリニック6

2019年にビルの老朽化により引っ越しをしました。ごく近くへの移転でしたが、変わらずに来てくださっている患者さんたちには感謝しています。以前この近くで働いていたけれど退職したという方も引き続き通ってくれたり、転勤から戻ってまた通院してくださる方もいます。そういった方たちのためにも、これからもこの場所でずっと歯科医院を続けていきたいと思っています。新しいクリニックはビルの5階にあるので窓からの景色はとても良くなりました。スタッフもみんな明るいので、患者さんが気負わず来やすいのが当院の良いところです。また、当院では顎関節症や口腔内のできものなどの外科的治療も数多く対応しています。長年悩んでいるという方は、ご相談だけでも受けつけています。お久しぶりの方もぜひいつでもお越しくださいね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療(1歯)/44万円~、
オフィスホワイトニング(上下顎前歯):4万4000円~、
ホームホワイトニング(上下セット):2万7500円~

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