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岡正 類 院長の独自取材記事

岡正歯科医院

(大阪市港区/弁天町駅)

最終更新日:2024/05/09

岡正類院長 岡正歯科医院 main

弁天町駅から徒歩10分の「岡正歯科医院」。住宅街にあるレトロなたたずまいの同院は、高齢者やファミリー層を中心に一般歯科や小児歯科などの診療を行っている。「患者さんが気軽に足を運べるような、安心できる歯科医院でありたい」と語るのは、2023年12月に父の後を引き継ぎ2代目院長となった岡正類(おかまさ・るい)先生だ。2022年より副院長として同院を切り盛りしてきた岡正院長は穏やかで優しい雰囲気を持つ歯科医師。診療では「怖くない治療」を提供したいと、患者との積極的なコミュニケーションを欠かさない。先代院長の時代から長く通う患者をはじめ、子どもから高齢者まで幅広い世代を診療する岡正院長に、診療で大切にしていることや、今後の展望について聞いた。

(取材日2023年2月3日/情報更新日2024年4月23日)

子どもたちが歯科医院を怖くないと思える場所に

歯科医師を志したきっかけを教えてください。

岡正類院長 岡正歯科医院1

この地で歯科医院を開業した父の影響です。2階に自宅があり、私自身もここで育ちました。大阪歯科大学を卒業後は別の歯科医院に勤務していましたが、その後当院にて歯科医師をしています。実は、2022年5月頃に院長である父が体調を崩し一線から退くことに。それをきっかけに副院長として診療に加わり、実質的に私が切り盛りしていましたが、2023年12月、父から歯科医院を継承し、院長を務めることになりました。私自身は、大学生と中学生の2人の子どもを持つ親でもあります。子どもが小さい頃と比べ、子育てが落ち着いてきましたので、現在はおかげさまで仕事に集中できる環境です。スタッフ4人で、アットホームな雰囲気の中、患者さんをお迎えしています。

主にどのような診療をされていますか?

一般歯科、小児歯科のほかに、予防歯科、ホワイトニングなどがメインです。父が治療にあたっていた頃から長年通ってくださる高齢の患者さんが多いので、入れ歯のメンテナンスや歯周病の治療が多くを占めています。住宅街にありファミリー層も多い地域ですので、小児歯科にも力を入れていきたいと思っています。また、子どもだけでなく大人の方にも予防歯科について知っていただくことも、歯科医師の重要な役目です。歯磨き指導やホワイトニングを通して、日頃から口の中のケアに目を向けていただきたいです。

これまでに歯科医師として勤務されて、印象的なエピソードはありますか?

岡正類院長 岡正歯科医院2

以前に勤務していた歯科医院の院長先生から、「子どもの反応は正直。子どもの診療がしっかりできるようになれば、大人にも通じる」ということを教わりました。子どもが「歯医者に来るのが怖い」と思う気持ちはごく当たり前のこと。だからこそ歯科医師は、子どもに「歯医者さんは怖くない」というイメージを持ってもらう努力をすべきだと思っています。子どもを診療する際は、治療だけでなく遊ぶ時間も取るなどの工夫をしています。その結果、初めのうちは泣いていた子も、こちらが丁寧に対応するうちに泣かなくなり、少し成長してからは自ら進んで来院してくれるようになりました。自分自身の子育て経験から、子どもを歯科医院に連れていくときの大変さも理解しています。歯科医師と患者の信頼関係をつくることは、相手が子どもであっても同じ。子どもたちにとって、歯科医院は怖くない場所だと思える環境づくりに努めたいです。

高齢でも自分の歯で噛むために子どもの頃からケアを

ご自身もこの地域で長く暮らしていらっしゃるんですね。

岡正類院長 岡正歯科医院3

はい。歯科医院の2階が実家でしたし、今でも家族と一緒に、近くに住んでいます。駅からも近く、便利で住みやすいところですね。下町情緒があり、人情味あふれる方が多いので、この地域にはとても愛着があります。知り合いが来院することも少なくありません。また、父の代からずっと来てくださる患者さんが多く、とてもありがたいですね。これからも長く通っていただけるような歯科医院であり続けたいと思います。

予防歯科の重要性について教えてください。

高齢者の診療をしていると、患者さんに「歯をなくして初めてその大切さを知った」と言われることがあります。一度入れ歯や差し歯になると、日常生活での不便さに加えて定期的なメンテナンスが必要になり、その都度治療費もかかってきます。自分の歯であれば、食事をおいしく取ることができる上に、口の中のお手入れも自宅でできますからね。歯をなくしてからではなく、今ある歯を大切にしていただきたい。それには予防歯科が重要です。若い時から当院に通ってくださっている方の中には、80歳を過ぎた今でもすべての歯がそろっている方もいます。子どもの頃からのケアも重要です。口内環境を良い状態に保つためにも、虫歯になってからではなく、定期的なチェックなどでもっと気軽に来院していただきたいです。

これからホワイトニングにも力を入れていきたいそうですね。

岡正類院長 岡正歯科医院4

私たちは、ワインやコーヒーなど色の濃い飲み物を口にするなど、歯の着色汚れの原因となることを日常生活で何げなく行っています。歯の見た目を美しく保つには定期的なホワイトニングがお勧めです。当院のホワイトニングは、およそ1ヵ月を1セットとして、施術後に自宅ケアのキットをお渡しするシステムです。3~4回来院していただくことになりますが、自由診療ですので、来院の頻度は患者さんにお任せしています。誰しも白い歯は鏡で自分の顔を見たときに自信につながりますからね。ホワイトニングは自宅でのケアも必要ですので、それをきっかけに歯のケアに興味を持ってもらい、歯周病ケアや予防歯科にもつなげていけたらと思います。現在は歯科医師である私がホワイトニングを行っていますが、将来的には歯科衛生士が行えるように準備をしたいです。

アットホームで地域に開かれた歯科医院をめざして

患者さんとのコミュニケーションを大切にされているんですね。

岡正類院長 岡正歯科医院5

患者さんが何でも言える、相談できる環境をつくることが大切だと思っています。歯のことだけではなく、プライベートに関する雑談もしやすいよう、積極的にコミュニケーションを取っています。例えば、子育て中の方なら子どもの成長のこと、高齢者の方であれば体の健康のことなどです。患者さんの中には、ご自身の病気のことを話す方もいます。話を聞いていると、問診票には書かれていないこともわかるようになります。歯科治療の一環で薬を処方することもありますが、飲み合わせなどさまざまな面において適切な対応につなげるようにしています。私だけでなく、スタッフ全員が話しやすい雰囲気づくりを心がけています。以前診療にあたっていた父は寡黙な人柄でしたので、長年通ってくださる患者さんには驚かれることもあります。日常生活のことを楽しそうに話す高齢の方々を見ると、こちらもうれしい気持ちになりますね。

お父さまから診療を引き継がれて、今後どのような歯科医院にしていきたいですか?

今後力を入れていきたい診療は、ホワイトニングや小児歯科です。地域にお住まいの子育て世代の方々にも気軽にご来院いただける空間にしたいと思います。この歯科医院は父の代からの古い建物ですが、安心してお子さんを連れてきていただけるように、キッズコーナーを設けるなど、内装も工夫していきたいです。院内のリフォームは順次行う予定ですが、まずはエックス線室を設置しました。また、ホームページの内容もこれから充実させたいです。現在は基本情報やインターネットでの予約などシンプルな内容だけなので、これからのニーズを踏まえ、スマートフォンでも手軽にアクセスできるように整えていきたいと思います。

最後に、読者の方へメッセージをお願いします。

岡正類院長 岡正歯科医院6

歯は若い頃からのお手入れが大切です。いつまでも美しい歯でいるためにしっかりと歯磨き、定期的なメンテナンスをしてほしいと思います。住宅街にある親しみやすい雰囲気の歯科医院ですので、近くに住む高齢者の方々や、小さなお子さんのいる世代の方も、家族でお気軽にご来院ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

デュアルホワイトニング/3万8000円

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