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予防に大切なのは定期的な受診
歯科衛生士がケア全般をサポート

平島歯科医院

(川越市/新河岸駅)

最終更新日:2021/10/12

平島歯科医院 予防に大切なのは定期的な受診 歯科衛生士がケア全般をサポート 平島歯科医院 予防に大切なのは定期的な受診 歯科衛生士がケア全般をサポート
  • 保険診療

8年前に全面改装した「平島歯科医院」は、清潔感のあるゆったりとした空間を持つクリニックだ。平島篤院長は「患者さんに気持ち良く過ごしてもらおうと、その際に歯の研磨による粉じんを吸入する口腔外バキュームも全ユニットに備えました」と語る。感染症対策の面では、患者はもちろん、働くスタッフのためでもあるという。予防歯科を重視する同院では、「スタッフが働きがいを感じながら業務にあたっていると、良い雰囲気が患者さんにも自然に伝わる」との平島院長の考えから、歯科衛生士がその力を十分に発揮できるような環境づくりにも努めてきた。予防歯科において、同院がどのような姿勢で診療に臨んでいるのか、また小さな子どもの口腔衛生に関する取り組みなどについて平島院長に話を聞いた。

(取材日2021年2月3日)

歯科衛生士が指導の中で伝える、自宅でのセルフケアの大切さとは

Q歯の予防はなぜ大切なのでしょうか?
A
平島歯科医院 落ち着いた雰囲気の診察室で診察を受けられる

▲落ち着いた雰囲気の診察室で診察を受けられる

食べ物はすべて口から入って消化され、栄養素となって体の各部に送られることで私たちの健康が維持されています。ところが口の中が虫歯菌や歯周病菌に冒された状態ですと、それらの悪い菌が血管内に入って全身へ回り、心臓や脳にも悪い影響を及ぼすとされます。ですから、入り口である口の中の衛生管理は非常に重要だということですね。歯の健康は、全身の健康づくりにも必要不可欠ということで、現在の歯科学では、それらの悪い菌が口の中で増えないようケアする予防歯科を診療の基本と考えるのが一般的です。定期的に歯科に通い、歯科衛生士によるメンテナンスを受けることでご自身の口の中のケアをしっかりと行ってほしいと思います。

Q定期メンテナンスはどれくらいの頻度で通えばいいのでしょうか?
A
平島歯科医院 白を基調とした待合室

▲白を基調とした待合室

本来3ヵ月に1度は定期メンテナンスを行うのがいいのですが、いろんな事情で半年に1度の方もいます。クリニックでのケアとホームケアはよく車の両輪に例えられますが、より重要なのは普段のホームケアのほうだと思います。健康を維持する主体はあくまでご本人で、私たち医療関係者はそれをお手伝いする立場ですから、当事者意識をもってセルフケアに力を入れてほしいですね。その際、歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシも併用して力を入れず、優しく磨くことが大切です。規則正しい食生活も健康維持の基本ですが、特にお子さんは、おやつの時間を決めて、口の中、胃の中に食べ物がない時間をつくることを意識してください。

Q予防歯科で「要」となる歯科衛生士の仕事内容については?
A
平島歯科医院 患者の健康を一番に考える衛生士

▲患者の健康を一番に考える衛生士

当院では完全予約の担当制で、定期メンテナンスで来院された患者さんの歯のクリーニングやブラッシング指導などを行っています。またホームケアに関するアドバイス全般を歯科衛生士が行う体制です。PMTCといって、ホームケアでは落ちない歯石も超音波を使ったスケーラーできれいに落としていきます。現在は勤務歴も長い歯科衛生士3人がパートで働いてくれています。前職で歯科衛生士学校の教育係を務めていたスタッフなどもおり、ベテランぞろいです。皆が話好きなので、診療に関係する内容以外にも子育て経験を踏まえたアドバイスなど、いろいろな相談にも応じているようですから、気軽に話しかけてみてください。

Q貴院のコミュニケーションを大切にする姿勢がよくわかります。
A
平島歯科医院 患者と常に会話をすることを意識している衛生士

▲患者と常に会話をすることを意識している衛生士

私自身、患者さんとは気さくな関係性をつくりたいと日々実践していますので、スタッフもそれにならって呼びかけ方も一律に「さん」ではなく、お子さんなら「ちゃん」づけにするなど各人が考えてくれていますよ。衛生士による定期メンテナンスは1回45分が基本ですが、いろんな話もしながら1時間かけることもあります。そこは患者さん次第で、衛生士の裁量に任せています。私の治療中のアシストは3人の常勤歯科助手にお願いしていますから、衛生士にはそれぞれの経験やスキルを発揮してもらっています。相談事があれば私から指示もしますが、細かいことまで言わなくても各自で考えて、しっかりとやってくれるので助かっています。

Q子どもの歯のケアについて注意すべきポイントは何でしょう?
A
平島歯科医院 保護者に向け、予防の大切さを話す平島院長

▲保護者に向け、予防の大切さを話す平島院長

やはり虫歯の予防です。小学生でも高学年にならないと自分で歯のケアをするのは難しいと思いますので、それまでは親御さんがうまくケアできるよう手伝ってほしいですね。最初はどの子もブラッシングを嫌がるものです。ましてや親御さんがちゃんと歯磨きできていないと、子どもに教えることもできません。歯周病のリスクは20代後半から高まりますから、歯周病菌をお子さんに移さないなど、まずは親御さんご自身が口腔内の健康に対する意識を変えていただきたいです。それがお子さんの未来の健康にも寄与すると思います。受診の際は親御さんも一緒にお子さんの歯の状況を知っていただきながら、歯科衛生士から磨き方などの指導を受けてください。

ドクターからのメッセージ

平島 篤院長

当院ではキッズスペースも用意していますから、小さなお子さん連れのお母さんから長年通われている高齢者まで、幅広い年代層に利用されています。その中で歯科衛生士たちは治療した歯をできるだけ長い間、快適に使ってもらうために活躍してくれています。いろんなキャリアを積んだベテランの衛生士が、担当制で患者さんの歯の健康維持を寄り添ってサポートし、予防歯科の体制を支えてくれていますね。歯ブラシやデンタルフロスの使い方はもちろん、入れ歯の手入れの仕方や小さなお子さんが歯磨きを嫌がらないようにする工夫なども、こまやかに指導していますので、正しい磨き方ができているかどうかを一度、相談してみてください。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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