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竹内 玄太郎 院長、竹内 奈苗 先生の独自取材記事

竹内歯科医院

(新潟市西蒲区/巻駅)

最終更新日:2021/12/08

竹内玄太郎院長、竹内奈苗先生 竹内歯科医院 main

JR越後線巻駅より徒歩2分の「竹内歯科医院」は、1982年の開業以来、この地域の歯科診療に貢献してきた。前院長の父から2021年8月に同院を継承し、2代目院長となった竹内玄太郎先生は、新潟大学関連病院の口腔外科に長く勤務した口腔外科のスペシャリスト。同院は小児歯科を竹内院長の妻である竹内奈苗先生が担当し、口腔外科と矯正歯科を新潟大学の歯科医師が非常勤で担当するなど、各科の専門家が集う歯科医院だ。「適切な診断からの治療というステップを大切にしている」と語る竹内院長。長い病院勤務で培った知識と技術を生かし、この地域の歯科医療に貢献したいという意気込みが伝わってくる。今回は竹内院長と奈苗先生に、歯科医院のこと、医師をめざしたきっかけ、診療ポリシーなど、たっぷり聞いた。

(取材日2021年10月12日)

長い歴史のある歯科医院を継ぎ、地域に貢献

こちらの歯科医院についてお聞かせいただけますか?

竹内玄太郎院長、竹内奈苗先生 竹内歯科医院1

【竹内院長】当院は1982年に父が開業しました。僕は2021年の4月から父と一緒に働き始め、8月に院長交代をしたばかりです。祖父も歯科医師でしたので、歯科医師としては3代目ですが、ここでは2代目ですね。率直に言いますと、今はまだ父のファンの患者さんを診させてもらっているような感じです。診療体制としては、僕が全般的な診療を行い、妻である奈苗先生が小児歯科を担当しています。また、非常勤で土曜日に新潟大学の口腔外科と矯正歯科から、2人の歯科医師に来ていただいています。父も元気に診療していますよ。

前院長から引き継いで開業するにあたり、特別な想いなどありましたか?

【竹内院長】父が開業していましたので、「2代目に」と小学生の時から言われ、その頃から、祖父と父の出身校である東京歯科大学に行くと決めて、そのまま自然に今に至る感じです。開業するにあたって不安はありましたね。これまでは雇われの身で歯科医師の仕事だけをしていればよかったのですが、開業するとなると、歯科医師として、経営者として、またはスタッフなどの管理者として、うまくやりくりしなければいけません。あらゆる責任が伴いますが、自分のカラーを出して仕事ができるのはいいことだと思っています。
【奈苗先生】開業することで、患者さんへの治療が変わったということはありませんが、働く環境に配慮できる立場になったことが良い点です。私自身、2人の子どもがいる身としては融通が利きやすいですし、今後スタッフが今の私と同じような状況に置かれたときに、そのスタッフが働き続けられるように環境を整えていきたいと思っています。

どんな患者さんが多く来院しますか?

竹内玄太郎院長、竹内奈苗先生 竹内歯科医院2

【竹内院長】60~80歳代、父の患者さんが多いのでご年配の方も多いですね。優しい患者さんが多く、「お任せします」と細かい注文はほとんどありません。主訴は入れ歯を含めて「痛い」という方が多く、虫歯や歯周病の管理も含め、メンテナンスで来院される方も多いですね。
【奈苗先生】さまざまですが、学校の虫歯検査で紙をもらってきたという子も時期によっては多いですし、歯並びに関するご相談も結構多いですね。また小さいお子さんを連れて「虫歯の有無をチェックしてほしい」という口腔内への意識が高いお母さんもいらっしゃいます。ご自分で熱心に調べられていろいろな質問をされる親御さんもいらっしゃいますし、「よくわからないのでお願いします」という方もいらっしゃいます。

小さな子から高齢者まで、一人ひとりを最善の方向へ

柔軟な体制で歯科医療に貢献されているお二人ですが、歯科医師をめざしたきっかけをお聞かせください。

竹内玄太郎院長、竹内奈苗先生 竹内歯科医院3

【竹内院長】父の背中を見て育ったというのもありますが、子どもの頃から細かい作業が好きでした。何かを作ったり細かい作業をしたりするのが好きで、既成の物をそのまま使うのではなく自分なりに加工して使うことが好きだったこともきっかけの一つです。
【奈苗先生】高校1年生の授業の一環で大学体験があり、工学部のラボに行って白衣を着たことがあったのですが、その白衣の格好良さに憧れて「白衣を着る仕事がしたい」と思っていました。理系に進んだのも白衣を着たかったからです。また進路を考える際に「手に職をつけたほうがいい。歯医者さんは?」と母に言われたこともきっかけの一つです。

専門分野や得意分野について教えていただけますか?

【竹内院長】大学院で口腔外科について学び、十数年ほど歯科口腔外科で歯科医師として勤務しました。口腔外科を専門的に学んだのは、超高齢社会でお年寄りを診る機会が多くなることを考えたときに、全身的な疾患について理解していなければならないと思ったからです。そうすると、全身疾患を学べるのが口腔外科と麻酔科だったので、手を動かせる口腔外科を選びました。
【奈苗先生】当院で小児歯科を担当していますが、そのきっかけは1人目の子の出産後に働き始めた歯科医院が女性の院長だったということもあって、子どもの患者さんが多い歯科医院だったことです。そこで数多くのケースを診ることができましたし、女性の歯科医師を希望するお子さんやお母さんが多いことを実感しました。この経験から、求められているフィールドに力を尽くそうと考えて小児歯科を担当しています。

診療ポリシーなどありましたらお聞かせください。

竹内玄太郎院長、竹内奈苗先生 竹内歯科医院4

【竹内院長】まずは、診断をしっかりしてから治療にステップを進めることをポリシーとしています。主訴があって、所見があって、それに対する診断がつきます。ですから診断を大事にして、そこから治療という流れを大事にしています。「虫歯があるから削って詰める」ではなく、全体的な基礎疾患、どのような体の状態からこの歯の状態になっているのかなど、患者さんの背景などを考慮しながら治療するなど、病院の歯科で培った治療技術をこの地域に還元したいと思っています。
【奈苗先生】院長の考えと重なりますが、「虫歯があるから、それを治して終わり」ではなく、可能な限り長い目で見られる診療をしたいと考えています。歯科医師の「押しつけ」にならないように、患者さんや親御さんの望みを理解し、一人ひとりを最善の方向へ導いていきたいですね。

スペシャリストがそろう地域のかかりつけ歯科

診療の際に工夫していることなどありますか?

竹内玄太郎院長、竹内奈苗先生 竹内歯科医院5

【竹内院長】まずは笑顔です。マスクをしていても笑顔は伝わると思いますから。また、忙しくなるとどうしても早口になってしまうので、極力早口にならないようにしています。
【奈苗先生】「フッ素や仕上げ磨き、おやつの回数が大事」と知っている親御さんは多いのですが、実際の子育の中で、仕上げ磨き一つを取っても、毎日のこととなると大変です。お子さんが1人だけでなく、2人、3人ですとさらに大変。私も2児の母ですのでその大変さがよくわかります。子どもの歯のために大事なことを、できるだけ楽にできる方法を具体的に、歯科医師や歯科衛生士がアドバイスや指導をしています。ご家庭ごとにバックグラウンドは違いますので、そのご家庭に合った方法を提案するようにしています。

今後の展望をお聞かせください。

【竹内院長】今後は僕のファンも増やしたいですね。また、当院はこの地域の中にある歯科医院ですから、歯科医師としてだけではなく、地域の人たちといろいろな交流を深めていきたいと思います。
【奈苗先生】地域のお子さんをずっと診ていきたいと思っています。その子たちが成長して部活動や受験で歯科医院に通う頻度が少なくなっても、無理のない範囲で身近な存在として、例えば、「長期の休みに診てもらおう」と思ってもらえるような歯科医院でありたいですね。大学生、社会人になってここを離れても、帰省した時に顔を見せに来てくれるような距離感になれたら一番いいなと思います。

最後に、読者へのメッセージをお願いいたします。

竹内玄太郎院長、竹内奈苗先生 竹内歯科医院6

【竹内院長】当院は新潟大学からの歯科医師も来ており、さまざまな分野に精通するスペシャリストがそろっていますので、歯に関することは何でも安心してご相談ください。また、キッズルームや化粧室近くのおむつ交換台もあり、診療室も広めにとっていますので、お子さん連れの方でも治療を受けやすい環境が整っています。
【奈苗先生】家族みんなが来院できる歯科医院をめざしています。小さなお子さんからご高齢の方まで、虫歯だけでなく、歯周病や入れ歯、インプラント治療、矯正、また子どもの口の癖が気になるなど、幅広い内容に対応していますので、家族みんなで安心して通っていただければうれしいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/30万円~、矯正/20万円~

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